車中泊をしていると、
「あ、これ死ぬやつ・・・」って瞬間が、
ごくたまに訪れます。
旅先で何回か死の恐怖を感じたけど、今も思い出深いのが濃霧。
兵庫や岡山の中国山地あたりは特にすごくて、
竹田城が雲海の聖地なのも、実際走ってみると納得します。
普段の濃霧なら、
30kmくらいまで落とせば、まあ何とかなります。
……その日は、何ともなりませんでした。
長野県の塩尻、高ボッチ高原。
山頂にトイレがあってそこを寝床にしようとしてました。
夜10時くらいにふもとに着いて、
さぁと車で登るぞ!と思った矢先。
霧が、1m先すら見えない。
本当に誇張なしで。
後ろから勢いよく走ってくる車が来たので、
端に寄って先に行ってもらいました。
で、その車のテールランプを頼りに、
「先導してもらおう」と、後ろをついて行ったんです。
次の瞬間。
ドンッ。
目の前で事故。
下りてきた車と、正面衝突してました。
一気に血の気が引きました。
それ以降、
10kmどころか、3kmくらいで進んでました。
正直、歩いた方が早かったと思います。
「これはハイビームだ!」と思って照らしてみても、
何も見えない。
もう、白。
世界が白。
あとから知ったんですが、
濃霧でハイビームはダメなやつらしいです。
フォグランプ、大事。
たぶん、
後続車に先に抜いてもらってなかったら、
自分があそこに突っ込んでたと思います。
今でも思い出すと、ゾッとします。
それ以来、
霧が出てる山道は、無理しない。
引き返す勇気も含めて、旅だなと思うようになりました。
命あっての旅。
ちなみに一瞬中腹ぐらいで霧が晴れるとこがあったんだけど
見まわしたら10頭くらいの鹿に囲まれてました。
こっちも誇張なしで。もう感情が追い付かない。
(鹿ネタするつもりなかったのに・・・)
※車中泊記③参照
無事山頂について絶景を堪能・・・できないんですよね。
濃霧で。途中からうすうす気づいてましたけども。
結論、鹿と霧にはきをつけよう。



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